実は幹事のダイスケ氏にゴーストライターを依頼していたので
すが、
乱打戦で受けたパンチがまだ癒えていないのか原稿を受け取れ
なかったので、
仕方無く(?)思いつくままに書いてみました。
少しだけ長くなってしまいましたが、皆さん、お暇な時にどう
ぞ。
総括:
暦の上では立秋を過ぎ、九時キックオフということも手伝って
か、酷暑の頃には瀕死の喘ぎ声を上げていた三十雀も今宵ばか
りは青春よ再びとばかりに、惰眠を貪る筋肉を呼び覚まし、悲
鳴を上げる関節に鞭打ってハッスルしたようです。
常日頃と変わらぬ溌剌とした動きをする二十雀と相まって、チ
ームとしてよりよくまとまったプレーをすることが出来たと思
われます。
とは言いながらも明らかに格下のチームを相手のドローはいろ
いろと課題を残したようです。
守備:
前半敵シュート数ゼロ。後半もミドルから浮き球無回転シュー
トがゴール右を掠めた以外には危なげない展開。よく守れてい
たとひとまずは讃辞を送りたいところです。
そうは申しましても、安家選手によるロベカルのオーバーヘッ
ドクリアーを彷彿とさせる痛恨の空振りに続く一連の危機は小
生も遠くから肝を冷やした次第です。
鈴木守護神は安定したセービングを今夜も遺憾なく発揮してお
られましたが、新生チームの悲しい性、ラインの上げ下げ等で
紛糾する場面もしばしば。関係者各自の一層の連携が期待され
るところです。取り敢えずは高級経理・浅田‘寛太’真央の号
令のもと楽宴等で‘一体感’を醸成してはいかがか。
その高級経理はと言えば、秋立ちて、パフォーマンスが目に見
えて向上した三十雀の白眉とも言えるのではないでしょうか。
恵まれた体格を活かし、競り合いでは獅子奮迅の如く敵をばっ
たばったと倒していました。サイドに展開するキック力も重宝
したと言えます。Dice-Kが巻き起こした(巻き込まれた?)乱
闘騒ぎの際にこの高級経理がピッチにいたとしたら恐らく敵チ
ームも無傷ではいられなかったのではないかと思うと未だに戦
慄を禁じ得ません。
タカ(剣道二段)もいつもながらのゴールの番人ぶりを発揮し
ていました。ひとつだけ注文をつけるとすれば、ヘッドの競り
合いで吹留さんや寛太さんとかぶることも見受けられたのでよ
り一層の発声で意思表示・指示を御願いします。
ラインの上げ下げについては、カピタンが試合後言ったように
ラインの後方スペースが大きすぎない程度にというのが正しい
見解と思われますが、いずれにしろ誰の指示でラインを揃える
のかを徹底して欲しいと思います。(注文が多くなりましたが
)
吹留さん(同い年)は試合毎に安定性が増して来ている成長株
(成長するのに年齢は関係ありませんね)の一人ですね。小生
が左サイド・ハーフをしているときに足下に付けてくれるフィ
ードの早さはよかったです。更に言えばマーキングの指示も量
・質ともに十分だったと思われます。今後もよろしく御願いし
ます。
一つ付け加えるなら、フィードが遅れたとき(中盤及びフォワ
ードのもらい受けの動作の遅延)に囲まれてボールを奪われる
ケースが見受けられます。もちろん、前の人間にこそ非がある
のですが、最終ラインでのボールの逸失の危険性は言わずもが
なです。フリーの貰い手が見つからないときには、コジ&カジ
の頭に目掛けて蹴るなり(彼らがきっと競り勝ち或は少なくと
も混戦にしてくれること請け合い)ライン際に蹴るなりすると
いう次善策に素早く移行する練習が必要かと思われます。
飯島さん・・・・
済みません、小生からあまりにも遠くで奮闘されていたのでよ
く見えませんでした。
ただ、守備全体について言えば、今夜はピッチも縦が狭く、相
手の裏への攻撃力も弱かったので、前で潰すことが得意なパウ
のスタイルに合致した面も無視出来ません。パウの失点シーン
はやはり裏へ走り込まれて(オフサイド掛け損ね等)というも
のが多いので、まだまだ油断は禁物ですぞ。ラインの上げ下げ
、トラップに掛からなかったとき、二列目に走り込まれたとき
のカバー等のより綿密な連携が必要と思われます。隣のディフ
ェンダーが頭で競っているときの隣のディフェンダーによるカ
バー(俗に言うところのピストン運動)がまだまだ足りないよ
うに見受けられます。
それとこれは守備に限ったことではありませんが、人工芝ピッ
チ(しかも少しウエット)での早い球足に対応しきれていない
プレーが多かったようです。試合を通じてパスが総じて強すぎ
ました。しかも、微妙にずれているため、無駄にタッチを割っ
てしまい敵ボールになるシーンが頻出。
カピタンが口が酸っぱく酸っぱく言っていたように、“丁寧に
&正確に”ということを徹底せねばならないようです。守備ラ
インプラス中盤での早い・正確なパス回しから前に楔を入れる
という前段階のパス回しがまだまだ未熟のようですので、今日
みたいに格下との試合では積極的に練習する必要があるかと。
攻撃:
まずは何と申しましても得点力。シュートの本数はそこそこあ
りましたが、やはり決まらなければ意味が無いので各自より一
層の鍛錬が望まれるところでしょう。
前半小生が左中盤でボールを受けた時、クリスチアーノ・コジ
・ロナウドがライン際までふくらんだところへ、パス。ワンツ
ーのリターンを期待して走る小生を嘲笑うかのようにボールは
その頭上を越えゴール前スペースに走り込んだ“いさお”へと
。惜しくもキーパーに防がれるも前半のハイライトの一つでは
なかったでしょうか。
それ以前にも左サイドで小生がルックアップ出来た時にスペー
スに走り込む“いさお”のタイミングは秀逸でした。右へ左へ
よく走り込んでスペースを活かし且つ創っていたと思います。
課題を上げるとすれば、パスを貰った後のシュート力か。シュ
ート力は残念ながら週一回の試合形式だけでは落ちて行く一方
なので釜本張りの1000本シュート練が有効かと思います。
それは冗談としても、ディアドラリーグで本気で優勝を目指す
なら、試合以外の練習日を設ける必要はあるのでは。
大助も裏へのボールによく飛び出してチャンスを作っていたよ
うです。大介のように走れる(たまに開始10分ですでに疲れ
ているようですが、そのことはここでは伏せておきます。)サ
イドハーフの裏へはどんどん蹴って大輔を走らせるというのが
大切だと思います。小生の場合はあまり走らせるとすぐガス欠
してしまうので、やはり足下に付けるのが中心で、小生が裏へ
蹴るというスタイルがよいのでは。というよりそれしか出来な
いかも。
その点、カジ君のダイナモのような働きは凄かった。怒濤のよ
うに走り、アジアの制空権を完全に握り、右サイドを完全支配
していましたね。シンプルなパスの精度を上げると更によいで
しょうね。カジ君の空中戦の強さに惚れた小生はコーナーキッ
クを彼に合わせてましたが、ちょっとゴールから遠過ぎたよう
です。もっとゴール側で合わせたいのですが、小生のキックは
かなり曲がるので、左からのコーナーだとどうしてもゴールか
ら遠くなりがちですので、左は代助が右は小生がゴールキーパ
ーの前或は、キーパーがぎりぎり届かないファーでヘッドエー
スに合わせるというのが一番得点につながるかと思います。そ
ういう意味ではカピタンもヘッドが強いのでいつものようにキ
ーパーの前に走り込んでもらえればそこに合わせたいと思いま
す。更に言えば、キックが短かった時のため(一本小生はミス
でこれを後半にやってしまいましたが)に一人(エース以外の
人)が一番最初に動き出してニアポストよりにいるディフェン
スの前くらいまで走って、短いボールはスクラッチして流すと
いうことをしていただけると、ミスキックもカバーできるので
いいと思います。その動きに敵が反応して前に引っ張られると
、後ろから遅れて走り出すカピタンのスペースが空く可能性が
あるからです。そして、ボールが長い時はファーでアジアの制
空権カジが控えている。という三段構えがいいかと思います。
これについては、コジ等からもいやいや俺のヘッドを忘れるな
という意見もあるかと思いますので、これはあくまで雛形とし
て、話し合っていけばいいかなと。ただ、繰り返しになります
が、我々のレベルでは、よりゴールに近いところで合わせたほ
うが得点に繋がり易いのは間違いないようです。
パウのゴールゲッターのコジ選手について言えば、今夜は残念
ながら得点には至りませんでしたが、一本右に惜しくも外れた
シュートなど、やはり一番シュート力があるので、チームとし
ても彼が良い形でシュートを打てるようにゲームを組み立てる
必要があるかと思います。ゲッター・コジも中盤の反応が遅く
て、一度楔が入った後、落とすところがないと言ってましたが
、これはチームの構造的課題かと思います。中盤がダブルボラ
ンチでトップ下ではないため、体力的な問題もあって(含む小
生)カウンター時のフォワードへのサポートが薄い且つ遅いと
いうことがままあります。これは、体力の溢れんばかりの中盤
か、トップ下を置くか等をしていかないと根本的な解決は難し
いかもしれないですね。ヨッスィーは結構走れるからその点は
クリアしてるかも知れないですね。後半ボランチに入ったカピ
タンも守備に参加した直後でなければかなり絡んでいたようで
いいのではないでしょうか。牧さんも前半頑張って走っていた
なぁ。そうすると走れていないのは小生だけか・・
それはともかく、攻める時に幅をもっと使うことも考えねばい
けないかと思います。カピタンが再三・再四言っていた斜めの
パスというのもそれです。やはりこのレベルのサッカーだとボ
ールウオッチャー比率が敵味方ともに高まりますので、ついつ
い同サイドで攻め上がってしまいがちですが、近くのハーフな
りフォワードなりが近いところでスペースに動いて短いパスを
受けるのもいいですが、余裕のあるときは、その一つ二つ奥ま
で見て、一気にサイドチェンジ或はバックラインの裏まで蹴る
と簡単に突破できるケースが多々見受けられました。
ここでクリスチアーノ・コジとの連携の話に戻りますと、前半
はコジ・ロナウドがどちらかというとポストになるプレーを多
用しており、小生が一度左サイドを突破してルックアップした
時、真ん中のスペースが空いているのが見えたので、ゲッター
・コジにそのスペースに走り込んで欲しくて“コジ!コジ!”
とラブコールを送ったのですが、小生のコミュニケーション能
力不足も手伝って、当のコジは中央に仁王立ち、仕方なく足下
にパスしました。コジのドリブル能力が相当高いのは小生も認
めますが、如何せんこのような縦が短い(よって敵にすぐ囲ま
れ易い)ピッチでは一人抜いたところで次々と襲いかかる敵を
避けて完全な体勢でシュートまで行くのはいかなゲッター・コ
ジと謂えども難しいのでは。
更に言えば、コジはもう少し我慢したほうが良い場面も結構あ
った気がします。どういうことかと言うと、小生がボールをト
ラップした段階で、前流れ的に左前方のスペースに走り出し、
小生を呼ぶのですが、小生がまだルックアップしていないタイ
ミングなので(小生のトラップが遅い、それくらいダイレクト
で処理しろ等のお怒りはごもっともですが)小生が出せるタイ
ミングの時には、すでにそのスペースが埋まっている、或はオ
フサイドになっている等がありましたので、もう少しタイミン
グを見計らって走り出していただけると小生も助かります。
これは全体にも言えることですが、気がはやり過ぎて、パサー
のタイミングよりも早く走り出してしまうシーンが少なからず
あったようです。
さて三度コジ・ロナウドとの連携に話を戻しますと、この前流
れの動きは他の選手にやってもらったほうがいいということで
す。コジが前流れして、そこを起点にチャンスを作るシーンも
ありますが、やはりシュート力を考えると、他の人が前流れし
て、コジがラストパスを受けて得点というのが理想かと。そう
いう意味では、“いさおさん”頑張って走ってください。
後半はこれとは打って変わった展開でした。ハーフタイムのカ
ピタンの“斜めのパス”説諭が浸透したのか、小生が右サイド
でルックアップすると左サイドでコジが、そしてdice-Kが、ボ
ールを寄越せ寄越せの大合唱。確かに右サイドの裏のスペース
は広大でそこに蹴れば大チャンスだったのでしょうが、小生は
ついつい同サイド縦流れにパスしてしまう始末。お粗末でした
。これにこりず、逆サイドで張ってください。頑張って、いや
きっと必ず蹴ります。
話が長くなってきましたが、まだまだですよ。
さて、後半のチャンスはなんと言っても、カピタンが敵のバッ
クラインのミスしたボールを素早く奪い、キーパーの位置がお
かしいことを抜け目無く見ていたカピタンはダイレクトのボレ
ーシュート。難しいバウンドにも関わらず的確にミートしたボ
ールは奇麗な弧を描いて無人のゴール中央へ。すると敵キーパ
ーは横後ろに5メートルくらい横っ飛びでなんとこれを防いだ
のでした。敵ながらあっぱれと言っておきましょう。結果論に
なりますが、カピタンがボールを奪った地点はすでにバックラ
インの後ろだったので、トラップしてドリブル、キーパーと一
対一という展開も良かったのではと小生は思ったのでした。で
すから、難しいバウンドをしているボールをシュート体勢に移
るカピタンを見て、‘トラップしろっ’と喉まで出かかりまし
たが、その直後のスーパーボレーを見て、内心言わなくてよか
った・・・と思いました。
後半は小生は右サイドハーフに代わり、カジ君が右サイドバッ
クで、小生が中に寄り、カジ君の超人的運動能力を活かしてそ
の空いたライン際をあがらせるという作戦をとりましたが、ど
うもそこまで機能できなかったようです。フォワードのサポー
トを厚くするためだったのですが、狭いピッチもあって、中が
混み過ぎるため、やはり最初は開き気味で球を動かしてスペー
スを作りという前半の作戦の方が巧く機能していたかな。カジ
君の運動能力がいくら超人的であっても、さすがに相手ボール
の時にはバックラインに帰らざるを得ず、パウがボールを奪っ
た後にすぐライン際に張って幅を作るには時間が足らず、そう
何度もそういう形を作れなかったので、(一回とても良い形で
カジ君が縦に突破したことがありましたが)やはりサイドハー
フが幅を作っておいたほうがよかったかなと思います。
後半はパウが誇るレフティ・浅野(誰?)がその俊足を活かし
ていい形で裏への攻撃を試みるも、安家が演技してフリーキッ
クを獲得するや、相手の太っちょ(お笑いのナントカあつしに
似てる奴 by寛太)の顔面目掛けてボールをぶつけると相手が
大介に突進。寛太は場外から闖入と、一時グランド上は騒然と
しましたね。
さて、後半一番の問題シーン。安家が中盤でフリーになり真ん
中のスペースが空いていたため、小生がそこでパスを受ける。
誰もが小生がそのままシュートまで行くと思った瞬間、小生の
後背部で、‘こっちだ!こっち出せ!’とこの試合一番の良い
声が聞こえて来るではありませんか。小生はちょっと弱気の虫
(?)にやられてついパスをしてしまい、絶好の好機を潰して
しまいました。いつもは温厚なAD安家もこれには激昂し、“何
で自分でやんないの?!”とピーターアーツも裸足で逃げ出す
剣幕に小生はちょっとびびったのでありました。安家さん、失
礼いたしました。
その後も時間稼ぎばかりする格下チーム相手にシュートこそ打
つもののなかなかゴールを割ることが出来ずに時間切れ。ふが
いない引き分けとなったのでありました。
再考:
結局、
1.長い斜めのパス(byカピタン)
2.正確な横パス(バックラインでのパス回し含む)でリズム
を作る。(含意:凡ミスでのボールの逸失を減らす。)
3.シュートを決める。
に尽きるのではないでしょうか。
長文・駄文失礼しました。
蜷川
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